富士宮市議会 > 2006-10-06 >
10月06日-06号

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  1. 富士宮市議会 2006-10-06
    10月06日-06号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    平成18年  9月 定例会(第3回)                    平 成 18 年                 富士宮市議会9月定例会会議録                     第 6 号                 平成18年10月6日(金曜日)                                       1.議事日程(第6号)              平成18年10月6日(金)午後1時20分 開議  日程第1 陳情第4号 在宅の心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書                                        (環境厚生委員会付託のもの)  日程第2 陳情第5号 安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する             意見書」採択を求める陳情書     (環境厚生委員会付託のもの)  日程第3 陳情第6号 「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提             出に関する陳情書          (総務文教委員会付託のもの)  日程第4 議第58号 富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定に             ついて               (総務文教委員会付託のもの)  日程第5 認第 1号 平成17年度富士宮歳入歳出決算認定について                                       (決算審査特別委員会付託のもの)  日程第6 認第 2号 平成17年度富士宮水道事業決算認定について                                       (決算審査特別委員会付託のもの)  日程第7 認第 3号 平成17年度富士宮病院事業決算認定について                                       (決算審査特別委員会付託のもの)  日程第8 議第53号 平成17年度富士宮水道事業剰余金の処分について          日程第9 議選第8号 議会運営委員会委員の選任について                  日程第10 議決第4号 医師・看護師等の確保に関する意見書の提出について                                               2.本日の会議に付した事件  議事日程(第6号)に同じ                                       3.出席議員(21名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  佐 藤 長 助 議員       4番  四 本 康 久 議員      5番  渡 辺 喜代美 議員       7番  村 瀬   旬 議員      8番  山 口 源 蔵 議員       9番  佐 野 清 明 議員     11番  朝比奈 貞 郎 議員      12番  小 林   要 議員     13番  渡 辺   登 議員      14番  吉 田 晴 幸 議員     15番  望 月 光 雄 議員      16番  古 川 日出男 議員     17番  伊 藤 高 雄 議員      18番  朝 日   昇 議員     19番  笠 井 賢 一 議員      20番  日 原 貞 二 議員     21番  土 谷 虎 雄 議員      22番  河原崎 澄 雄 議員     23番  手 島 皓 二 議員                                       4.欠席議員(1名)     10番  望 月 恒 之 議員                                       5.事務局職員出席者(7名)  事 務 局 長  吉 野 裕 彦 君    事 務 次 長  石 川 豊 久 君  主  幹  兼  佐 野 勝 英 君    主  幹  兼  指 田 晴 通 君  議 事 係 長               庶務調査係長  主    幹  塩 川 貴 洋 君    主    幹  深 沢 裕 彦 君  主    査  高 橋 衣 里 君                                                            6.説明のための出席者(68名)  市    長  小 室 直 義 君    助    役  太 田 精 一 君  収  入 役   高 野 秀 久 君    総 務 部 長  平 石 英 明 君  企画財政部長  遠 藤   晃 君    環境経済部長  望 月 秀 志 君  保健福祉部長  高 橋 美 治 君    都市整備部長  高 橋 繁 元 君  兼福祉 事 務                                  所    長  水 道 部 長  土 橋 定 男 君    技 術 吏 員  齋 藤 吉 董 君  市 立 病 院  後 藤 佳 正 君    行 政 課 長  脇 本 俊 雄 君  事 務 部 長  秘 書 課 長  石 川 昌 之 君    広聴広報課長  佐 藤 俊 治 君  人 事 課 長  小 林 信 喜 君    情報政策課長  小 松 政 廣 君  市民安全課長  河 野 尊 芳 君    くらしの相談  渡 辺 孝 秀 君                       課    長  防災危機管理  関   芳 裕 君    市 民 課 長  井 出 千 歳 君  課    長  北山出張所長  杉 山 好 正 君    上野出張所長  藁 科   正 君  上  井  出  野 田 耕 一 君    白糸出張所長  平 石 博 一 君  出 張 所 長  企画経営課長  望 月   斉 君    フードバレー  深 澤 好 幸 君                       ・政策 推 進                       課    長  財 政 課 長  小 室 忠 雄 君    納 税 課 長  野 澤 義 治 君  市民税 課 長  藤 巻 義 直 君    資産税 課 長  伊 藤 嶺 二 君  農 政 課 長  京 角 好 美 君    林政土地改良  井 出 一 男 君                       課    長  商工観光課長  遠 藤 二 郎 君    環境政策課長  西 島 謙 悟 君  生活環境課長  土 橋 常 男 君    福祉企画課長  中 川 礼以子 君  介護障害支援  遠 藤 哲 夫 君    児童福祉課長  佐 野 恒 夫 君  課    長  健康増進課長  佐 野 光 男 君    管 理 課 長  遠 藤 牧 男 君  道 路 課 長  渡 辺 靖 訓 君    河 川 課 長  石 川   学 君  都市計画課長  角 入 一 典 君    土地対策課長  柏 木 幹 尋 君  建築指導課長  佐 野   猛 君    住宅営繕課長  漆 畑 晴 男 君  工事監 室 長  渡 井   實 君    水道業務課長  佐 野 秀 治 君  水道工務課長  原 田   勝 君    下水道 課 長  都 築 政 義 君  市 立 病 院  佐 藤 幸 一 君    医 事 課 長  芝 山   恵 君  庶 務 課 長  情報システム  広 瀬 辰 造 君    出 納 室 長  清   良 則 君  準 備 室 長  教  育  長  大 森   衛 君    教 育 次 長  芦 澤 英 治 君  教育総務課長  赤 池   学 君    学校教育課長  阿 武   誠 君  学校教 育 課  土 橋 一 雄 君    生涯学習課長  山 梨 雅 敏 君  参    事  文 化 課 長  大 箸 亘 正 君    スポーツ振興  中 野 達 男 君                       課    長  学 校 給 食  小 泉 弘 信 君    中央図書館長  春 田 行 夫 君  センター所長  西  富  士  赤 池 秀 一 君    監 査 委 員  太 田 幸 治 君  図 書 館 長               事 務 局 長  選挙管理委員  佐久間 吉 博 君    農業委 員 会  杉 永 雅 昭 君  会事務 局 長               事 務 局 長                                     午後1時20分開議 ○議長(日原貞二議員) 皆さん、大変御苦労さまです。 会議に入る前に、10番 望月恒之議員から都合により本日の会議に欠席する旨の届け出がありましたので、御報告いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 陳情第4号 在宅の心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書 ○議長(日原貞二議員) これより日程第1 陳情第4号在宅心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書についてを議題といたします。 本件は、去る9月15日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件であります。 これより環境厚生委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。9番。                   〔9番 佐野清明議員 登壇〕 ◆9番(佐野清明議員) 環境厚生委員会委員長報告をいたします。 9月15日の本会議において、当委員会に審査を付託されました陳情第4号在宅心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書について、審査の経緯、結果を御報告申し上げます。 当委員会は、陳情第4号の審査を行うため、9月29日に市議会全員協議会室において、委員7人出席のもと番外議員も多く加わり、当局から市長、助役、収入役を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ちまして、当局から、本陳情に対する意見を求めたところ、陳情内容についての現状及び市の取り組み方などの意見がありました。 次に、委員からの質疑、意見等を求めたところ、委員から、説明を聞いても、できるもの、現状で我慢してほしいもの、または検討するものというような段階があるようだが、あすなろ園で年間にかかる経費、運営費はどのくらいかとの質疑に対して、当局から、国・県を含めると7,341万円、当市の分は6,500万円の事業費を要しているとの答弁がありました。 引き続き、委員から、市でも毎年6,500万円投資して、また10年来当局の方へ要望書を出していたということであるが、少しは改善されたのかとの質疑に対して、当局から、昨年度母子通園の方がお産のため4カ月間看護師を配置した。また、湖山病院の協力で、昨年度末から言語療法作業療法について、回数は多くはないが定期的にかかわっていただいている。その2点が改善されていると考えているとの答弁がありました。 引き続き、委員から、この中でどうしても力を入れてもらいたいものは養護学級の問題と災害時の避難であるが、その点についての考えを伺うとの質疑に対しまして、当局から、富士宮市では養護学級の14学級に85名の子供が通っているが、すべての学級に養護員をつけている。この養護員の配置というのは、富士宮市が一番進んでいて、他市に先駆けて取り組んでいる。また、災害があった場合は、どういう形であれ一時避難場所に避難をし、それから避難生活をするという状況になったときには、そこから次のふさわしい場所にまた動く場合があると考えている。これらは今福祉企画課で、市全体のものを考えているとの答弁がありました。 次に、委員から、障害を持った幼児の早期発見早期対応というものを根本に考える。できるならば、このいろいろな諸要求はできる範囲でのんでほしい。特に「あすなろ園専門スタッフの常駐する療育センター」という言葉があるが、改築される大宮保育園の施設の中にもそういうことが考えられているのか、特にこういうのが必要ではないかと思うが、意見を聞きたいとの質疑に対して、当局から、改築をされる大宮保育園には子育て支援センターがそういう子育て相談の場所であるととらえている。それから、障害児の早期発見早期対応については、保健福祉に携わる職員、関係者はそのことをいつも念頭に置いている。それと、医療機関の先生方の連絡等もあるが、なかなか自分の子供の障害について療育を認めがたいという部分では、現場で大分苦労しているという現状があるとの答弁がありました。 引き続き、委員から、多額のお金を使って施設をつくり、また維持費も大変であるということだが、現場の声を聞く耳を持って接してあげることも、1人の人間を、家族を、そして社会を救済していく道につながっていくと信じているので、この辺の基本的な姿勢を改めて後で考えていただきたい。3の(2)にあるショートステイについて、この要求どおり何とかなるのかとの質疑に対しまして、当局から、保護者からも話が出ている内容で、お願いしてもなかなか預かっていただけない。富士宮市だけではなくて、静岡富士病院や富士市のふじやま学園も、よそからの受け入れなどを含めて思うように預かってもらえない状況にあるので、これから考えていかなければならない施設かと受けとめているとの答弁がありました。 引き続き、委員から、放課後児童クラブに受け入れる体制ができればと思うが、在籍できるのは3年生までとか施設の広さの問題もあるけれども、うまくいけば話し合いとかで可能かとの質疑に対して、当局から、厚生労働省の方が放課後児童クラブになるが、文部科学省の事業との再編成という話もあり、例えば障害者の方々が放課後児童クラブを設立したならば、それは可能で、そういう中で自分たちがかかわっていくことも方策だと思う。また、3年生までという問題も、再編成ということで、その辺は少し変わっていくという期待をしているとの答弁がありました。 次に、委員から、養護員の配置については、富士宮市の積極的に進んでいる姿を非常に評価しているが、保護者がこうして来られるということは何か不満な点もあるのだと思う。他市の状況あるいは他の施設と比べて、あすなろ園がそんなに見劣りしているのかとの質疑に対して、当局から、富士宮市が特に療育体制が落ちているということはない。富士市とか沼津市はきちっとその辺のところの体制はできているので、どうしても富士宮市が落ちているような感覚もあるかと思う。また、一番重要な部分というのが日常生活の安定と進路、将来の見通し、こうしたものに安心して相談に乗ってもらえる、判定をしてもらえることであり、その判定の状況がなかなか受け入れるのに苦しい中で、果たして効果は出ているのかどうなのか、この辺のことがもやもやとしていて、つかめない部分についてのこういう陳情であったのではないかと思うとの答弁がありました。 引き続き、委員から、富士宮市は決して劣っているわけではないと思う。ただ、そういう中で保護者と当局との間のコミュニケーションがちょっと不足しているから、そういう問題が起きているのかとも感じるので、理解を得るよう努めていただきたいとの意見がありました。 また、他の委員から、こういう問題は財政云々という問題ではないと思っているが、2の「あすなろ園療育体制の改善」について、もしこれが実現したとしたら、どれくらいのお金がかかるかとの質疑に対して、当局から、あすなろ園の改築の概算費用は、床暖房、フェンス、手すりなどをやった場合には340万円ぐらいかかる。正規に看護師を1人雇った場合、定年までの給与が平均すると年間で790万円程度かかるとの答弁がありました。 引き続き、委員から、そのほかにも専門スタッフの配置があり、これを入れると相当のお金がかかるけれども、努力ができないかとの質疑に対して、当局から、看護師1名の増員を考えた場合に790万円なので、言語療法士1名、作業療法士1名、理学療法士1名、それぞれ800万円としても3,200万円はかかる。看護師については、現場の方からも、例えば1週間に1日でも2日でも半日でもよいということも内々聞いているので、そのような中で手当てがどういう形でできるかということで、看護師のところに少し努力をしてみたいという答弁がありました。 次に、委員から、陳情の内容については全部やるべきことだと思うが、当局においてはやはり市の行政全体の中で仕事をしなければならないから、いろいろな問題もあり、逐次この中については努力して、一つずつ改善していくようにしていただきたい。4の「長期休み中に利用できるサービスを増加してください」とあるが、少しでも保護者の皆さんの希望に沿える部分があるのではないか、考えてみていただきたい。また、養護学級の増設は全校にあれば一番いいが、いろいろな制約もあり、状況を見ながら対応していただきたい。5の(1)の避難所の関係も、現在はあすなろ園としての避難所については、どこか特定して考えているところがあるのか。それから、園にいるとき、自宅にいるときのことを考えて、どういう対応をするのか。5の(2)の「助成金支給制度における医療費の支払いを正確に、わかりやすくお願いします」と書いてあるから、十分理解が得られるようにしていただきたい。当局では、できるだけこれら全部が少しずつでも要望に近づいていくようにしていただきたい。富士市あるいは沼津市のように、療育センターをつくるということがハード的、ソフト的にも最終目標だと思うが、全体的にこの陳情の内容を検討していっていただきたい。具体的に今できることについて回答願いたいが、特別に現在あすなろ園としての避難所というのは設けてあるのかとの質疑に対しまして、当局から、避難所は現在特にあすなろ園を災害時に避難所ということでは考えていない。災害時になると、もし園にいるとしたならば子供たちは自宅に帰し、地域にあってそういう避難をしなければいけないという形になる。特にあすなろ園が今現在は最初からどの避難所だということの位置づけはないとの答弁がありました。 引き続き、委員から、保育士の皆さん方の認識の上でも、ここが一時避難場所へ行く前の園内の避難所だということを考えておく必要があるとの意見がありました。 また、他の委員から、看護師は週に1度も来ていないということだが、どのような状態の子供で、どのような対処をしているのかとの質疑に対して、当局から、今現在のあすなろ園の園児の状況は、歩行のできる子供12人と歩行のできない肢体不自由の子供が6人いる。その中で完全に体を動かせない重度の肢体不自由の子供が4人いる。そういう重度の肢体不自由の子供には、やはり専門職として看護師が欲しいというのが、この10年来の要求ということである。ただ、今まで看護師がつけられなかった背景には、あすなろ園療育介護をする場所ではなくて、集団での基本的な生活を学ぶという中で、実際にやっていることは保育という位置づけである。あすなろ園として看護師がいないことは欠陥ではないが、看護師がいることがベストで、いるべきという方向で考えている。また、現実に歩ける子供でも、気管切開の場合には確実に看護師がそれをやらなければならないから、母子通園を支援するためにも看護師は欲しいという希望を持っているとの答弁がありました。 次に、委員から、週に1度でも派遣できるように前向きにということなので、それをきっかけにして週に2回でも3回にでも増やしていくような方向を要望するなどの意見がありました。 その後、質疑を終結し、討論はなく、採択すべきものか採決した結果、出席者全員異議なく、本陳情につきましては採択すべきものと決しました。 以上が当委員会に審査を付託されました陳情第4号の審査の概要であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(日原貞二議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより陳情第4号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより陳情第4号在宅心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書を採決いたします。 本件に対する委員長報告は採択すべきものであります。 陳情第4号については、採択することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、陳情第4号在宅心身障害児(者)の生活向上に関する陳情書については、採択することに決しました。 △日程第2 陳情第5号 安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する意見書」採択を求める陳情書 ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第2 陳情第5号安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する意見書」採択を求める陳情書についてを議題といたします。 本件は、去る9月15日の本会議において、環境厚生委員会に審査を付託した案件であります。 これより環境厚生委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。9番。                     〔9番 佐野清明議員 登壇〕 ◆9番(佐野清明議員) 環境厚生委員会委員長報告をいたします。 9月15日の本会議において、当委員会に審査を付託されました陳情第5号安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する意見書」採択を求める陳情書について、審査の経緯、結果を御報告申し上げます。 当委員会は、陳情第5号の審査を行うため、9月29日に市議会全員協議会室において、委員7人出席のもと番外議員も多数加わり、当局から市長、助役、収入役、市立病院長を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から本陳情に対する意見を求めたところ、意見はなく、次に委員からの質疑、意見等を求めたところ、委員から、富士宮市立病院は頑張っていて、全くよい自治体病院としての方向性を持っているし、現実に成果を上げているが、この陳情書市立病院職員組合の名前もあるけれども、本当に富士宮市立病院陳情内容のような状況かとの質疑に対して、当局から、富士宮市立病院は比較的看護師の状況にも恵まれ、既に8対1ぐらいの看護をしており、来年からは7対1の看護をしていける。夜勤日数も72時間以内ということは既に守られている。しかし、日本の病院の現状は別で、経営者がこれを実行できるかどうかというのは、結局お金がないとできないので、診療報酬の改善をしていただかないといけないし、これがもとにあると思っている。診療報酬が2年ごとにマイナス改定をされては必ず崩壊する。診療報酬の改善ということに関しては全面賛成で、今一応やれていても、このまま放置したのではすぐに看護師は大変なことになるので、これはもちろん我々も同じように要求を出していかなければならないとの答弁がありました。 次に、委員から、富士宮市立病院は現在はそうはなっていないけれども、診療報酬が今度もマイナス3.16%のような状態で、このままでいくと全く大変だから賛成である。診療報酬の改正は、政府の考えで診療報酬を下げているということで、公立病院や民間の病院にしてもたまたま薬価差益の問題が出たわけで、公立病院先進医薬品を使っているが、片方は後発医薬品を使っているという話がある。薬価基準が全くなくなってきているということによって、民間の病院の方は黒字になるというようなことが事実医療としてあるのかというようにも思うが、その辺について伺いたいとの質疑に対して、当局から、先進医薬品を使うか後発医薬品を使うかという問題と、病院の収支バランスとは全く別の問題で、非常に複雑な要素が絡んでいる。患者と薬剤師の選択になるわけで、ただ病院が今現在必死で院内処方をまだ発行し続けているということになると、当然薬価差益が大きな問題になってくるので、そのことも含めてジェネリック医薬品の問題を考えないといけない。もし、テレビ番組で後発医薬品を出しているから病院が潤うというのであれば、これはちょっと解せない。公的病院の方がいろいろはっきり言ってずさんで、そのずさんさゆえに、富士宮市立病院はそのずさんさをなくして、まじめにやってきたからこそ7年連続医療収支を黒字にできた。しかし、これ以上締め上げられたらやっていけない。恐らくすべての病院が音を上げるだろうということで、これには賛成したいとの答弁がありました。 次に、委員から、静岡県東部で困っているという病院がたくさんあるが、少しでも改善されることによって静岡県東部全体の住民の皆さんが恩恵を受けるということであれば、診療報酬の改善ということもあり、この陳情についても採択をして意見書を出してよいのではないかなどの意見がありました。 その後、質疑を終結し、討論はなく、採択すべきものか採決をした結果、出席者全員異議なく、本陳情につきましては採択すべきものと決しました。 以上が当委員会に審査を付託されました陳情第5号の審査の概要であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(日原貞二議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより陳情第5号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより陳情第5号安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する意見書」採択を求める陳情書を採決いたします。 本件に対する委員長報告は採択すべきものであります。 陳情第5号については、採択することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、陳情第5号安全・安心の医療と看護の実現のため「医師・看護師等の確保に関する意見書」採択を求める陳情書については、採択することに決しました。 △日程第3 陳情第6号 「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書 ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第3 陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書についてを議題といたします。 本件は、去る9月15日の本会議において、総務文教委員会に審査を付託した案件であります。 これより総務文教委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。12番。                   〔12番 小林 要議員 登壇〕 ◆12番(小林要議員) 総務文教委員会委員長報告をいたします。 9月15日の本会議において、当委員会に審査を付託されました陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書について、審査の経緯、結果を御報告申し上げます。 当委員会は、陳情第6号の審査を行うため、9月29日に市議会第2委員会室において、委員7人出席のもと番外議員も多数加わり、当局から市長、助役、収入役を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から本陳情に対する意見を求めたところ、意見はなく、次に委員からの質疑、意見等を求めたところ、委員から、この意見書は上げるべきであるという賛成の立場から次の意見を述べさせてもらう。共謀罪は、国際的なテロ組織やマフィアなどに対応すると言っているが、はっきりとした規定もないので、ささいな日常生活の中で相談したことが違法性のある場合に罪となってしまう危険性がある。このように法案自体が明らかに問題をたくさん抱えているという意見がありました。 また、委員から、この陳情の文書は批判及び中傷的な内容が書かれており、内容が正しいのか大変疑問を感じる。また、オウム真理教を一例に挙げ判断しても、不採択とすべきであるという意見がありました。 引き続き、委員から、他市における陳情の状況はどうかという質問がありました。それに対し、当局から、県下23市のうち、沼津市を除く22市に陳情が提出をされており、採択されたのが富士市の1市、不採択とすべきものとなったのが浜松市、伊東市、掛川市、牧之原市の4市、審議未了が袋井市、伊豆市、御前崎市、菊川市、伊豆の国市の5市、他はこれからという状況にあるという答弁がありました。 また、委員から、審査は偏った考え方ではなく、トータル的な立場で考えていかなければならない。このことから、この陳情は不採択とすべきと考えるという意見がありました。 また、委員から、戦後六十数年たち、日本の国際的な役割ということも時代背景にある。また、新聞で日本の治安が悪化したかという問いに対して、国民の7割か8割の方がそう思っているという記事があった。これからは犯罪が起きてから対応するのではなく、予防していくという国際的な流れになってきていると思っている。現在の段階では、国の成り行きを見ながら慎重に対応すべきである。よって、不採択とすべきが適当と思っているという意見がありました。 また、委員から、テレビでテロ集団による爆破を計画した中心メンバーが静岡県内に在住していたという放送があった。共謀罪は、国際的な条約であり、百数十カ国の大変多くの国も批准をしているので、早期に共謀罪を成立されることが大事だと考えている。よって、今回の陳情には賛成しかねるという意見がありました。 その後、質疑を終結し、討論に入り、反対討論はなく、賛成討論では、委員から、法律は「悪法でも法律なり」という言葉があるように、一度成立してしまえば従わなくてはならないということがある。問題点のある法案は、国会に向けて成立すべきでないという意見を表明すべきである。このことから、この陳情は採択すべきであるとの賛成討論があり、以上で討論は終結した。 続いて、陳情第6号を起立により採択すべきものか採決した結果、本陳情につきましては、反対委員多数により不採択とすべきものと決した次第であります。 以上が当委員会に審査を付託されました陳情第6号の審査の概要であります 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(日原貞二議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより陳情第6号に対する討論に入ります。 初めに、賛成討論を許します。 発言通告順により、2番 若林志津子議員の発言を許します。2番。                     〔2番 若林志津子議員 登壇〕 ◆2番(若林志津子議員) 陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書を、日本共産党議員団を代表しまして賛成の討論を行います。 この陳情書は、共謀罪の新設に当たり、国民的な議論と合意の尊重を求めている陳情です。共謀罪は、国際的な組織犯罪が増えたことにより、国際社会が協力して取り組むことが不可欠との国連条約に基づき、国内法の整備という名目で提案されています。しかし、同条約の第34条で、国内法が優先の原則ということも明記されています。 共謀罪新設の問題点として、その一つ目は対象犯罪を死刑または無期もしくは長期4年以上の重大犯罪とし、その数は619にも達します。広範な国民の活動を適用の対象とし、犯罪の実行はおろか、物的準備行為にすら至らない意思の合意のみをもって犯罪とする点にあり、捜査当局による乱用のおそれははかり知れないものがあります。 二つ目は、共謀の意思の合意を外形的事実から判断することは理論的に不可能であり、共謀罪を適用するためには物的証拠ではなく、自白に頼らざるを得なくなります。そのため自白の強要や密告の奨励、スパイの潜入や違法な盗聴の実行などが行われることが考えられます。今日の我が国の公安警察の実態を見れば、不法な捜査活動が行われることは当然考えられることです。 三つ目は、対象は暴力団など組織犯罪対策の装いをとっていますが、違反すればどのような罰を受けるか、法律で定めている現行刑法の大原則を覆し、思想、信条、内心の自由をも対象にできるという点であります。 これだけの問題がある共謀罪だからこそ、時間をかけ慎重に議論する必要があります。国民の議論も不十分であり、国民的な議論と合意の尊重という点を意見書として上げることは何ら問題がありません。賛成と反対が二分どころか、政党では日本共産党、民主党、社会民主党、国民新党、新党日本、また日本弁護士連合会などの専門家団体、グリーンピースジャパンなどのNGO団体、日本ペンクラブなどのジャーナリスト団体、日本国際ボランティアセンターなどの市民団体、このように多くの団体が反対しています。 法律は、一たんできますと、解釈の仕方という問題が出てきます。日の丸、君が代の問題もそのようなことが言えます。国歌、国旗を制定するときに君が代を歌う、歌わないということは、内心の自由の問題であり、そのことは問わないといって制定しました。しかし、東京都教育委員会の対応はどうでしょうか。卒業式などで思想上、宗教上の理由から起立しない、君が代を歌わない教師に対して職務命令まで出して起立させ、歌わそうとしました。これらの指導は、裁判で憲法違反との結論が出ました。 このことからも、共謀罪が成立しますと、内心の自由を侵すことになり、思想弾圧を行った治安維持法と同じことが起きると危惧されるところです。総務文教委員会での議論で、ほかの委員からも賛否両論あるということが言われ、そのことを認めていらっしゃいます。だからこそ、富士宮市議会として賛否あるものについて国民の議論と合意を求めていくことに賛成し、意見書を上げていくことは議論の場である市議会として当然のことと考えます。 議員各位の御賛同をお願いし、陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書の賛成討論といたします。 ○議長(日原貞二議員) 次に、反対討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 次に、賛成討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 次に、反対討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書を採決いたします。 本件に対する委員長報告は不採択とすべきものであります。 陳情第6号については、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                           〔賛成者起立〕 ○議長(日原貞二議員) 起立少数であります。よって、陳情第6号「共謀罪の新設について国民的な議論と合意の尊重を求める意見書」提出に関する陳情書は、不採択とすることに決しました。 △日程第4 議第58号 富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定について ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第4 議第58号富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定についてを議題といたします。 本件は、去る9月20日の本会議において、総務文教委員会に審査を付託した案件であります。 これより総務文教委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。12番。                   〔12番 小林 要議員 登壇〕 ◆12番(小林要議員) 総務文教委員会委員長報告をいたします。 9月20日の本会議において、当委員会に審査を付託されました議第58号富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定について、審査の経緯、結果を御報告申し上げます。 当委員会は、議第58号の審査を行うため、9月29日に市議会第2委員会室において、委員7人出席のもと番外議員も多数加わり、当局から市長、助役、収入役を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 審査に先立ち、当局から補足説明を求めたところ、条例制定の経緯、趣旨等の説明がありました。 続いて、総括的な質疑では、委員から、費用対効果及び将来の更新費用はどのように考えているか、また本人確認は免許証、保険証などを提示するだけでいいのかという質疑がありました。それに対して、当局から、費用対効果については難しい問題である。今回のシステム自体が将来に向けた基盤整備ということで進めていきたい。将来の更新費用は、年間180万円支払う経費の中にすべて含まれている。本人確認は、免許証、保険証などを提示でよいと考えているという答弁がありました。 また、委員から、利用者は窓口で証明書類を受け取って料金を支払う方法については、従来と全く同じであるかという質疑がありました。それに対して、当局から、支払い方法は従来と同じであるという答弁がありました。 また、委員から、普及をどのような形で啓発していくのかという質疑がありました。それに対して、当局から、年1回、利用状況等を公表し、新しく対象となる申請が出てきたときには、その都度市民に知らせていくことで普及を図っていきたいという答弁がありました。 続いて、逐条ごとの質疑に入り、委員から、このシステムが完全に稼働した場合に、現在の申請件数のうち、どの程度が利用されるかという質疑がありました。それに対して、当局から、申請件数は23万件あるが、利用の予測は難しい。また、国のIT新改革戦略の中で2010年までにオンラインの利用率を50%にしたいという目標値を掲げている。大変な数字だと思うが、当市としてはそれに向けて努力をしていきたいと考えているという答弁がありました。 また、委員から、施行期日が1月1日からとなっており、時間がほとんどないが、電子申請の条例ができたということを市民に対して公表、PRはどのように考えているのかという質疑がありました。これに対して、当局から、議会の議決後、市のホームページ、広報「ふじのみや」等で市民に知らせていきたいと考えているという答弁がありました。 また、委員から、広域行政との問題をどう考えているのかという質疑がありました。広域行政での相互交付の関係であるが、時間的や勤務地の関係があるので、両制度を並列させながら運営していきたいと考えているという答弁がありました。 その後、質疑を終結し、討論はなく、採決した結果、出席者全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上が当委員会に付託されました議第58号富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定についての審査の概要であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(日原貞二議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより議第58号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議第58号富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定についてを採決いたします。 本件に対する委員長報告は可決すべきものであります。 議第58号については、原案のとおり決することに御異議ございませんか。                     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、議第58号富士宮行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例制定については、原案のとおり可決されました。 △日程第5 認第1号 平成17年度富士宮歳入歳出決算認定について △日程第6 認第2号 平成17年度富士宮水道事業決算認定について △日程第7 認第3号 平成17年度富士宮病院事業決算認定について ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第5 認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定についてから日程第7 認第3号平成17年度富士宮病院事業決算認定についてまで、以上3件を一括議題といたします。 本一括3件については、去る9月15日の本会議において、決算審査特別委員会に審査を付託された案件であります。 これより決算審査特別委員会委員長から審査の経緯、結果について御報告願います。12番。                   〔12番 小林 要議員 登壇〕 ◆12番(小林要議員) 決算審査特別委員会委員長報告をいたします。 ただいま議題となりました認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定についてから認第3号平成17年度富士宮病院事業決算認定についてまで、以上一括議題となりました3議案についての決算審査特別委員会における審査の経緯、結果を御報告申し上げます。 本件につきましては、去る9月15日の本会議において、議員全員による決算審査特別委員会に審査を付託され、9月27日及び28日の2日間にわたり、市議会本会議場において委員21人出席のもと、当局からは市長、助役、収入役、教育長、市立病院長、企業出納員を初め関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。 各委員からは、非常に活発な質疑、意見等が交わされるとともに要望等も多く出されましたが、委員会において御了承いただきましたとおり、事務局に委員会記録の全容を正確に記録することを命じておきましたので、経過報告については省略させていただきます。 結論といたしましては、認第1号は質疑、討論の後、起立により採決した結果、賛成多数でありましたので、認定すべきものと決しました。 次に、認第2号及び認第3号につきましては、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、審査の中で各委員から出されました意見等につきましては、非常に厳しい財政状況の折、当局におかれましては厳粛に受けとめ、今後の市政運営に生かされるよう要望いたします。 以上が当委員会に審査を付託されました認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定についてから認第3号平成17年度富士宮病院事業決算認定についてまで、以上一括議題となりました3議案についての審査の概要であります。 以上で委員長報告を終わります。 ○議長(日原貞二議員) 委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 これより認第1号に対する討論に入ります。 初めに、反対討論を許します。 発言通告順により、1番 渡辺佳正議員の発言を許します。1番。                   〔1番 渡辺佳正議員 登壇〕 ◆1番(渡辺佳正議員) 認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定につきまして、日本共産党議員団を代表して反対討論をいたします。 平成17年度は、三位一体改革のうち地方交付税決定額が8億円余り減額されたのを受けて、小室市長がマスコミと広報「ふじのみや」を使い財政危機宣言を行いましたが、結果としては10億円を超える繰越金を出したという意味で、さまざまな物議を呼んだ決算であります。この決算については、予算審議の中で日本共産党議員団が指摘した数点が改善されてはいますが、大もとであります小室市長の政治姿勢という点が一つ、その他幾つかの項目について引き続き問題を指摘せざるを得ません。 まず、小室市長の政治姿勢についてであります。財政危機宣言に関して、ニュース番組のインタビューに答えていたにもかかわらず、その報道について極めて無責任で現象だけをとらえた裏づけのない報道、このように批判いたしました。仮にそのような報道だとしたら、マスコミに対して強く抗議すべきですし、番組を見た市民に対して必要以上の不安を与えたことについて、訂正と謝罪の言葉をもう一度マスコミを通じて公表すべきだと考えます。大々的に危機をあおるときだけマスコミを使い、その後で報道の仕方に問題があると批判しても、取り返しはつかないのではないでしょうか。このことについて市長という立場としての責任感が余りにも欠けていると言わざるを得ません。また、財政危機宣言を行ったことについて、三位一体改革の影響を平成17年まで実感としてとらえられなかった。他市の状況はどうかわからないが、市民にそのことをわかってもらいたかった、このように市長は述べました。 日本共産党議員団は、平成15年度の議会で既に国の借金のツケを地方に押しつける三位一体改革はとんでもない、このように批判をし、市長に認識をただしたところ、国民みんなが同じ泥船に乗っている状況、国の責任をとやかく言っても仕方ない、自立の道を歩むしかない、このように答えています。この時点で、三位一体改革の影響を深刻にとらえて、富士宮市と類似都市の状況もかんがみながら、対応を考えておくべきでした。それを平成17年まで実感としてとらえられなかったというのでは、自立を歩むどころか国の三位一体改革に翻弄されているとしか言いようがありません。結果として、10億円を超える繰越金を出し、今年度9月補正予算では2億6,000万円の行政改革推進債も中止しました。もちろん単年度収支の観点からいえば、厳しいことには違いありませんが、殊さらに危機をあおるほどのものではなかったことが決算審査の中で明らかになりました。富士宮市が無駄な借金をしないなど計画的な財政健全化を進め、地方財政法第2条、地方財政運営の基本に定められた地方財政に対する国の責任を果たしていさえすれば、富士宮市は大丈夫、このことを改めて宣言すべきではないでしょうか。 政治姿勢の2点目は、経営戦略会議についてです。市長は、経営戦略会議の効果として、民間の経営感覚という視点で市役所の意識変化に大いに役立ったとおっしゃっています。市役所内部の無駄をなくすことは大切ですが、市役所は市民のための仕事をするところです。市長自身、市民の視点では市長出張座談会を実施した、このようにはぐらかしの答弁をしていることからも、経営戦略会議に市民の視点が欠落していたことは明らかです。市民の視点が欠落した出張所統廃合計画は白紙撤回すべきだということを改めて述べさせていただきます。 政治姿勢の3点目は、法人市民税の超過課税に対する考え方です。国の税制改悪や医療制度改悪により、収入が減り続けて暮らしが大変な市民には住民税の増税、それに連動して国民健康保険税、介護保険料、医療費などの値上げを押しつけておきながら、バブル期以上に大もうけして十分な負担能力のある大企業には法律で認められた14.7%の超過課税をお願いできないという姿勢は納得できません。 政治姿勢の4点目は、基金の有効活用に対する考え方であります。財務体質の健全性を保つことはもちろん大事ですが、特定財源である基金を特定の用途に戦略的に活用することは何ら問題がないと考えます。 次に、個々の歳入歳出項目については、まず歳入で先ほど申し上げました法人市民税超過課税を14.7%にお願いすれば、約1,650万円の増収になることを指摘しておきます。 歳出では、1点目がコミュニティFMに対する126万円の広告業務委託料です。災害時に効果を発揮するコミュニティFMといいますが、災害時だけのためならば広告料は不要ではないでしょうか。災害時に備えるなら、むしろ防災ラジオをすべての自治会の班に配付した方が費用対効果は高いと考えます。 歳出の2点目は、オフィス・アルカディアに対する5万円の支出です。日本共産党議員団の要求に沿って、平成18年度からようやくカットされましたが、むしろ遅過ぎたと言えます。 歳出の3点目は、これも先ほど申し上げました経営戦略会議に対する約52万円の支出です。 歳出4点目は、平成17年度の6月補正でカットはされましたが、当初予算に計上されていました複合会館建設事業費の2,973万円、これを含めまして当初予算で四つの無駄な歳出を削り、法人市民税の超過課税を14.7%で計上しておけば、重度障害者の医療費自己負担金を免除、小規模授産所5施設に対する25万円の補助上乗せが可能になり、西富士中学校にスライダー黒板を導入するための予算も確保できたはずであります。 平成17年度決算全体につきましては、おおむね評価できるものではありますが、以上指摘させていただきました市長の政治姿勢、そして個々の項目については、今後の市政運営及び市民負担増の影響をかんがみますと、見過ごすことのできないものです。今年度に行われた住民税増税、医療制度改悪、さらに来年度に計画されている定率減税廃止や再来年に向けての増税、介護保険料値上げ及び医療費値上げの激変緩和措置がなくなることを考えますと、市民の負担が限界を超えることは間違いありません。三位一体改革の影響を甘く見たことによる市の財政危機宣言でしたが、庶民大増税などによる影響を甘く見て、その対応を誤りますと、市民の暮らしに責任を持つべき市長の政治責任が問われることになります。そのときになって国の政策を批判しても、市民の暮らしを守ることはできません。早急に対策を講じるとともに、国に対し、大増税路線の転換を申し入れるよう強く要望いたします。 以上を申し述べまして、認第1号に対する私の反対討論といたします。 ○議長(日原貞二議員) 次に、賛成討論を許します。 発言通告順により、14番 吉田晴幸議員の発言を許します。14番。                   〔14番 吉田晴幸議員 登壇〕 ◆14番(吉田晴幸議員) ただいま反対の討論が多々ありました。私といたしましては、決算審査特別委員会にて多岐にわたり数多くの質疑、確認をさせていただきました。当局職員の答弁、回答は適切であり、的確でありました。一部不本意の答弁については要望を行うことで納得をいたしておることであります。よって、賛成の立場をもちまして、認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定について、政経クラブを代表して賛成討論を行います。 地方分権の進行により、地方自治体の財政運営は自主自立の傾向がますます強くなっています。平成17年度は、本格化した三位一体の改革による税源移譲により、自主財源が増加した一方で、補助金の減額、地方交付税の改革により依存財源が大きく減少したために、地方自治体は非常に厳しい財政運営を強いられることになりました。去る9月29日に総務省から発表されました平成17年度市町村普通会計決算の概要によりますと、実質収支の合計は各団体の血のにじむような歳出削減努力と税収の伸びなどにより黒字額が193億円増加し、一見地方財政も好転しているかのように思われます。しかし、増加した黒字額の3分の2は税収の伸びが大きい東京都、愛知県及び埼玉県内の市町村だけという内容であります。また、実質収支が赤字の市町村数は前年と同数の24団体でありますが、財政再建団体への道を選んだ夕張市など5団体が新たに赤字に転落し、京都市など5団体が黒字に転じたというものであります。このことから言えることは、地方自治体においても確実に格差が広がっているということであり、知恵と工夫のない自治体はますます厳しい状況になっていくということであります。 このような状況の中、富士宮市においても普通交付税が大幅減額になるという事態に直面したわけであります。昨年7月に交付税額が発表された直後の9月補正予算は、苦渋に満ちた編成となりました。しかし、小室市長の強いリーダーシップのもと職員の英知を結集し、市民生活に重大な影響があるものを除き、事業の凍結や先送りなどを検討するとともに、基金の活用も積極的に行い、乗り切ることができました。その後、11月補正では職員給与の減額という厳しい手段を行使することになりましたが、これらの対応を基礎として財政健全化へのしっかりとした道筋を立てるなど、迅速かつ思い切った決断は今後の富士宮市の財政運営に必ずや大きな効果をもたらすものと確信するものであります。 このように、限られた財源での財政運営ではありましたが、市長が掲げる食によるまちづくりでは、元気発見団地域交流プロジェクトイベント及び食の講演会、食育大学講座の開催など、フードバレー構想への市民意識の高揚を着実に図ってまいりました。また、学校施設の耐震補強については、貴船小及び上井出小の体育館を計画どおり実施するとともに、人穴小体育館及び山宮小管理教室棟についても計画を前倒しして実施するなど、子供たちの大切な命を守る姿勢を強く打ち出しました。このほか、不妊治療助成事業などの少子化対策、市民生活に密着した国民健康保険、老人保健、介護保険等の健康福祉施策、神田川シンボル道路周辺整備工事など市街地の整備にも取り組んでおります。北山財産区特別会計ほか10特別会計につきましても、それぞれの会計の設置目的に沿った予算執行であり、平成17年度一般会計ほか11特別会計に係る監査委員の審査意見書においても、計数的に正確であり、決算の内容、予算の執行、基金の運用状況も適正であるとされておりますので、いずれも適正であると判断するものであります。 以上、まことに厳しい財政状況の中でも、将来の富士宮市に明るい光が見える結果となった平成17年度富士宮市歳入歳出決算については、これを認定すべきものであります。 最後に、国の構造改革はこれからが本番であり、市財政を取り巻く環境は極めて厳しい状況が続くことは必死の情勢でありますので、引き続き将来を見据えた財政運営を心がけ、費用対効果をしっかり見きわめながら、小さな行政と個性ある地域活性化を基本として積極的に市民ニーズに最大限こたえられるよう要望をいたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(日原貞二議員) 次に、反対討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 次に、賛成討論を許します。 発言通告順により、11番 朝比奈貞郎議員の発言を許します。11番。                   〔11番 朝比奈貞郎議員 登壇〕 ◆11番(朝比奈貞郎議員) それでは、平成17年度決算賛成討論を岳心会を代表して行います。 平成17年度は、小室市政の任期の折り返しの年度であり、また第三次富士宮市総合計画の最終の年度でもあることから、第4次富士宮市総合計画策定も視野に入れる中、健康、福祉、教育、工業立地振興、住環境整備等、市民生活に直結する諸施策の執行に努められたと認識しており、財政危機の中およそ10億円の単年度黒字をなしたことは、財政再建5カ年計画の初年度に当たり、評価できるものと考えます。もちろん厳しい財政事情を反映して、事業は優先度により厳選をし、また交付税が大幅に減額されたことから、経常経費の削減のため、他の自治体に先駆け職員給与の削減や大幅な職員定数の削減に取り組むなど、為政者として危機に対する厳しい現状認識と対応の方針を示されたことは評価に値すると考えます。 また、官から民へという構造改革の流れの中で、積極的に民間委託や指定管理者制度の導入を行い、行政サービスの向上と経費の節減等にも取り組まれました。これらは新しい取り組みであり、一朝一夕に効果を上げるということは難しいと思いますが、必ずよい結果をもたらすものと考えております。もちろん税の滞納や中央公民館の建設等、さまざまな問題、課題も残っております。また、三位一体改革に伴う最近の地方自治の財政についての情報を聞くにつけ、今後さらに厳しい状況が予想されます。 このようなことから、市長を初め理事者各位におかれましては、今後とも行政改革の着実な推進により、この厳しい時期を乗り越え、日本一元気な富士宮市の実現に邁進されることをお願いし、岳心会を代表しての賛成討論といたします。 ○議長(日原貞二議員) 次に、反対討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 次に、賛成討論を許します。 発言通告順により、19番 笠井賢一議員の発言を許します。19番                   〔19番 笠井賢一議員 登壇〕 ◆19番(笠井賢一議員) ただいま14番議員から詳しく賛成討論がありましたけれども、私は新しい風の会を代表して賛成討論をいたします。 平成17年度は、第三次富士宮市総合計画の最終年度であり、将来都市像は「富士山と共に歩む水と緑の国際文化都市」でありました。小室市長としては、任期折り返しの3年目という極めて大事な年でありましたが、小室市長は行政の継続性ということのもとに、計画行政ということをしっかり実行してまいりました。その中で、自らのスローガンである「日本一元気に輝く富士宮市」実現に向かって進む平成17年度の心構えとして、改めて情報公開、説明責任、市民協働等、市民本位を基本として、時代感覚と危機意識を持って市政運営を行うと決意を表明しましたが、そのとおり年間を通して行動されたものと受けとめている次第であります。平成17年度は、計画の策定ということが多く、第4次富士宮市総合計画、第3次国土利用計画、環境基本計画、防犯まちづくり行動計画、地域新エネルギービジョン詳細ビジョン、子ども読書活動推進計画、男女共同参画推進行動計画、そして人材育成基本方針等について1年間をかけて、そして市民アンケートから始めワークショップを組んで、そして次への実行の基礎づくりまで完成してきました。しかし、国家の情勢は少子化、高齢化、人口減少傾向、経済はいまだ低迷の中でのグローバル化、IT化の進展等歴史的な転換期という中で、一歩間違えば財政破綻の危機に陥ったかもしれない状況でありましたが、そのことを予測して年度当初から行政改革大綱の実施をスタートし、これにあわせて県下の全市町村に先駆けて特別職、一般職の給与一律6%カット断行を根幹とした財政健全化5カ年計画を策定し、年度第4四半期から直ちにその計画に突入したことは、まさに身を削って財政健全化と、何よりも評価されるべき成果であると思います。以下、決算の内容について若干申し上げます。 歳入歳出総額においては、決算額において自主財源の構成比が前年より6.7ポイント、6億8,418万9,000円の増加、依存財源はやはり6.7ポイント、31億1,428万4,000円の減少であります。その主なものは、歳出において聖域とされてきた人件費、特に職員給の3.8ポイントの減額、及び公債費の34ポイントの減額にあると思われますが、これは財政健全化計画の着実な一歩を先行実施したものと言えます。そのような状況の中で、総合計画平成17年度実施計画に36項目の新規事業を加えたことは、極めて積極的な行政執行と評価できることと思います。そのうちの一つ、複合会館事業については好機を逸することのない対処だと理解しておりましたが、中止せざるを得なくなったことはやむを得ないことと理解しているところであります。 歳入では、総額325億9,215万円で、前年に比較して24億3,009万5,000円、6.9ポイントの減であります。その理由は、国が行う三位一体改革による地方交付税8億738万3,000円、対前年37.4ポイントの減及び市債の29億3,920万円、対前年61.7ポイントの減などが主であります。市税では、180億724万3,000円で、前年度に比して3億1,309万円、1.8ポイントの増であり、軽自動車税を除くすべての税目における収納率が0.1ポイントから13ポイントまでの実績であり、これは特別滞納対策室設置の効果であろうと思われます。滞納繰り越し分の収納率アップ、その困難性等を考えると職員の努力を多とするものであります。市の歳入における市税は、市政運営の根幹をなしており、今後も現年度分、滞納分を問わず、100%収納を目指していかなければなりません。 歳出では、総額314億3,093万円で、前年と比較して23億8,714万9,000円、7.1ポイントの減であります。その内容の主なものは、農林水産業費において畜産振興費、農業振興費、林業振興費の3項目で2億300万1,000円の増額、商工費においては工業立地振興対策費及び観光費で合計6億9,297万円の増額がありましたが、公債費23億335万6,000円の減、土木費5億150万2,000円の減、教育費3億4,320万1,000円の減と、合計33億1,987万303円、6.9ポイントの減であり、歳入と同様、三位一体改革の影響を受けた結果と言わざるを得ません。 歳出の主なものを見ますと、平成17年度市長施政方針の主たる事業、すなわち第4次富士宮市総合計画及び第3次国土利用計画策定事業費1,239万1,305円、行政評価制度構築事業費285万8,180円、防犯まちづくり推進事業費728万8,235円、地域新エネルギービジョン策定等事業費363万3,000円、フードバレー構想事業推進事業費632万8,047円、保育園補修事業費2,005万6,050円、大宮保育園改築設計費等事業費933万3,450円、環境基本計画策定事業費754万1,454円、工業立地振興対策費6億1,255万7,000円、富士宮駅周辺地区まちづくり事業等3億7,752万1,637円、市営住宅建てかえ事業費1億4,871万4,290円、地籍測量のもととなる基準点設置事業費3,183万6,000円、小中学校地震対策事業費2億3,195万2,350円、小学校情報教育アドバイザー、生活支援員、英語指導員、中学校英語指導員、養護学級養護員、特別支援教育相談員等4,930万3,000円のほか、諸施策展開のための支出はいずれも市民のための安全安心、教育、福祉、産業発展、生活向上のほか、生活環境整備、市政発展の基盤づくりに必要不可欠なものと認められるものであって、これらのすべては小室市長の年度当初の改革断行予算との位置づけと、第2四半期後半に至るや財政非常事態宣言をしなければならなくなるとの真摯なリーダーシップのもとに、市民要望実現の極めて適切なる執行がなされてきた成果であると評価する次第であります。今上げなかった他の事業も、目的にそれぞれ従って適切な執行がなされていることを認め、評価をする次第であります。 その結果、歳入歳出差引額は翌年度に繰り越すべき明許繰越費9万8,454円を差し引いて10億6,276万6,000円という予測できなかった多額となったことが現実の姿でありますが、健全財政の執行であったと評価するところであります。 上記のほか、改革断行予算執行の具体的な施策としては、平成17年度予算編成の基本となる考え方の主要な事業として、特別職退職金30%カットを初め、新公共経営の考え方に基づき中間職を廃止、組織のフラット化、経営戦略会議の継続、NPO等活動普及事業、パブリックコメントの制度化、危機管理一環とした火山対策の作成、国の三位一体改革の市政運営への影響の見きわめ、安定した財源確保と事業の優先順位による選択と集中的な経営財源の投入、行政組織の見直し、市民、企業、行政の協働しての取り組み、地域新エネルギービジョンの重点テーマに係る詳細ビジョン策定調査、フードバレー構想推進協議会の組織の充実、連携協力協定を取り交わした東京農業大学の協力を得て、専門的なカリキュラムを組んだ食の大学開講、食の専門家養成、地食健身、地産地消の考えで食による食習慣の健全化、家庭教育、人づくりを目指す、防犯まちづくり条例に基づく地域住民、企業、行政機関の協働による防犯活動、犯罪の抑止、発災時の行政情報の提供、防災、災害情報の伝達のため広域的なコミュニティFMに参加、FMと同報無線が受信できる小型ラジオを提供、長寿に加え健康であること、健康寿命を延ばすことに取り組む、健康な65歳から活動的な85歳を目指す生活習慣への取り組み、第4次富士地区新広域市町村圏計画の策定、新富士駅と富士駅との接続研究会等々、数々の斬新な施策を実行し、長年継続されてきた行政経営のあり方を根本から改革した、まさに改革断行の予算執行と大きく評価されるべき成果であると認めるところであります。 さらに、市民ニーズにこたえて満足度の向上、市税滞納整理事業の強化、職員削減等、自らの身を削る信念を持って、行政に携わる小室市長のリーダーシップのもと、第三次富士宮市総合計画の総括、継続事業の発展的、効率的な執行により市民が元気を出して輝く富士宮市まちづくりの一つの事業を分担してきたという前向きな姿勢を引き出してきたことと高く評価するところであります。 以上が一般会計決算を認定する理由でありますが、北山財産区特別会計ほか10特別会計については、それぞれ特別会計設置の目的に沿って適正なる執行がされているものと認められます。監査委員の審査の結果は、各会計の歳入歳出決算並びに決算附属書類は、関係法令に準拠して作成されており、計数も正確であると認めており、意見として市民要望や景気動向、国・県の動向、社会経済情勢を注視し、自主財源確保に努め、市民の立場に立っての効率的執行と行政改革大綱を踏まえて、健全財政運営の維持に努めることと述べております。このことについての意識を高め、その実現に努めることが肝要であると考えます。市政の進展も衰退も、すべては市長をトップリーダーとしての職員の力にあります。富士宮市人材育成基本方針に、小室市長が富士宮市職員は一人一人が主人公となって市民とともに考え、行動し、組織に貢献できる人材を目指しつつ、自身も充実したキャリア、仕事人生を構築することが必要ですと述べているとおり、ふだんの努力こそが何よりも大切であります。すべからく、この基本方針を熟読玩味して実践すべきであります。 以上、認第1号平成17年度富士宮市一般会計決算ほか11件の特別会計決算については、原案のとおり認定することに賛成するものであります。議員各位の御賛同を要望して、賛成討論といたします。 ○議長(日原貞二議員) 次に、反対討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 次に、賛成討論を許します。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 次に、認第2号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 次に、認第3号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより認第1号から認第3号までの一括3件について採決いたします。 議事の運営上1件ずつ行います。 初めに、認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長報告は認定すべきものであります。 認第1号については、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                           〔賛成者起立〕 ○議長(日原貞二議員) 起立多数であります。よって、認第1号平成17年度富士宮歳入歳出決算認定については、原案のとおり認定されました。 次に、認第2号平成17年度富士宮水道事業決算認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長報告は認定すべきものであります。 認第2号については、原案のとおり認定することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、認第2号平成17年度富士宮水道事業決算認定については、原案のとおり認定されました。 次に、認第3号平成17年度富士宮病院事業決算認定についてを採決いたします。 本件に対する委員長報告は認定すべきものであります。 認第3号については、原案のとおり認定することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、認第3号平成17年度富士宮病院事業決算認定については、原案のとおり認定されました。 △日程第8 議第53号 平成17年度富士宮水道事業剰余金の処分について ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第8 議第53号平成17年度富士宮水道事業剰余金の処分についてを議題といたします。 本件については、既に去る9月15日の本会議において市長から提案理由の説明を受けておりますので、これより直ちに質疑を許してまいります。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議第53号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、議第53号については委員会付託を省略することに決しました。 これより議第53号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議第53号平成17年度富士宮水道事業剰余金の処分についてを採決いたします。 議第53号については、原案のとおり決することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、議第53号平成17年度富士宮水道事業剰余金の処分については、原案のとおり可決されました。 △日程第9 議選第8号 議会運営委員会委員の選任について ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第9 議選第8号議会運営委員会委員の選任を行います。 本件につきましては、平成18年9月25日付で新生クラブから議会運営委員会委員の変更届が出されたことに伴い、議会運営委員会委員の選任を行うものであります。 お諮りいたします。議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、3番 佐藤長助議員を議会運営委員会委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました3番 佐藤長助議員を議会運営委員会委員に選任することに決しました。 △日程第10 議決第4号 医師・看護師等の確保に関する意見書の提出について ○議長(日原貞二議員) 次に、日程第10 議決第4号医師・看護師等の確保に関する意見書の提出についてを議題といたします。 これより事務局長に議案を朗読させます。事務局長。 ◎事務局長(吉野裕彦君) それでは、朗読いたします。 議決第4号          医師・看護師等の確保に関する意見書の提出について 地方自治法第99条の規定により、医師・看護師等の確保に関する意見書を提出するものとする。  平成18年10月6日 提出                        提出者 富士宮市議会議員 佐 野 清 明                        賛成者    〃     佐 藤 長 助                         〃     〃     村 瀬   旬                         〃     〃     朝比奈 貞 郎                         〃     〃     渡 辺   登                         〃     〃     笠 井 賢 一                         〃     〃     河原崎 澄 雄            医師・看護師等の確保に関する意見書(案) 静岡県内の医療機関における医師・看護師の不足は深刻化し、地域医療の確保に重大な影響を与えている。 必要な医師・看護師が十分に確保され、地域住民が安全・安心で行き届いた医療・看護を受けるためには、医師・看護師の就業条件の改善と医療機関へのコスト保障が必要である。 よって、国においては、必要な医師・看護師が地域医療機関において十分に確保されるよう、下記の事項について特段の措置を講ずるよう強く要望する。                   記1 医師・看護師の就業条件の改善と確保対策を抜本的に強化すること。2 看護師夜勤日数上限規制について法整備を行うこと。3 医師・看護師の配置基準の改善を行うこと。4 診療報酬の改善を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成18年10月6日                                       富士宮市議会 衆 議 院 議 長 参 議 院 議 長 内閣総理大臣 総務大臣    宛 財務大臣 文部科学大臣 厚生労働大臣 以上でございます。 ○議長(日原貞二議員) 議案の朗読は終わりました。 これより本案の提出者であります9番 佐野清明議員から提案理由の説明を求めます。9番。                     〔9番 佐野清明議員 登壇〕 ◆9番(佐野清明議員) ただいま上程されました議決第4号医師・看護師等の確保に関する意見書の提出について、提出者として提出理由の説明を申し上げます。 本案は、先ほど採択されました陳情第5号を受けまして、議案として議会事務局長が朗読したとおり、国において必要な医師、看護師が地域医療機関において十分に確保されるよう、医師、看護師など医療従事者の大幅増員、夜勤日数の上限規制などの法整備、看護職員の配置基準の改善、診療報酬の改善について特段の措置を講ずるよう、地方自治法第99条の規定により意見書を関係機関に提出しようとするものでございます。 よろしく御審議の上、御決定くださいますよう、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(日原貞二議員) 提案理由の説明は終わりました。 これより議決第4号に対する質疑を許します。御質疑ございませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議決第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、議決第4号については委員会付託を省略することに決しました。 これより議決第4号に対する討論に入ります。討論ありませんか。                     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議決第4号医師・看護師等の確保に関する意見書の提出についてを採決いたします。 議決第4号については、原案のとおり決することに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、議決第4号医師・看護師等の確保に関する意見書の提出については、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書の処理については、今後国会及び関係行政庁に提出いたしますので、議長の私に御一任いただきますようお願いいたします。 これより閉会中の継続審査(調査)についてを議題といたします。 お諮りいたします。お手元に配付してあります各常任委員会委員長からの申し出のとおり、各常任委員会は議会閉会中において、なお継続して審査、調査を行うことにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(日原貞二議員) 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり各常任委員会は議会閉会中において、なお継続して審査、調査を行うことに決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして9月定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。 ここで平成18年9月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会では、平成17年度一般会計、特別会計及び企業会計各決算認定を初め財政健全化に向けての問題及び市民生活に直結した環境、福祉、防災問題等に議論が集中した議会ではありましたが、当局におかれましては各議員の意見、提言、要望等を今後の市政に反映されるようお願いするものであります。 これから秋も深まる折から、皆様方におかれましてはくれぐれも御自愛くださり、市政発展のため御活躍くださいますよう御祈念申し上げまして、閉会のあいさつといたします。 ここで市長からごあいさつをお願いいたします。市長。                     〔市長 小室直義君 登壇〕 ◎市長(小室直義君) 議長のお許しをいただきましたので、市議会9月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 去る9月15日の開会以来本日まで、議員各位におかれましては、提案申し上げました平成17年度富士宮歳入歳出決算認定を初め一般会計補正予算等重要案件につきまして、連日にわたり御審議いただき、それぞれ御決定をいただきまして、まことにありがとうございました。御決定をいただきました補正予算、その他の案件の執行に当たりましては、職員ともども積極的に処理してまいりたいと存じます。 また、今議会における議員各位の御意見、御提言、御要望につきましては、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。今後とも議員各位の御理解と御協力によりまして、市民の期待にこたえ、市政の進展に努力してまいる所存であります。 議員各位におかれましては、それぞれ健康にも十分御留意の上、御活躍くださいますようお願いいたしまして、9月定例会の閉会に当たってのあいさつといたします。 ○議長(日原貞二議員) 以上をもちまして平成18年富士宮市議会9月定例会を閉会いたします。 大変御苦労さまでした。                                     午後2時52分閉会...